保険適用できる矯正歯科はあるのか?説明します!
矯正歯科に対して、「高額な治療費が必要」というイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。
確かに、保険のきかない自由診療で矯正を行った場合、費用は高額になりがちです。
ですが、矯正歯科でも保険診療で行えるケースはあります。
ここでは、保険適用できる矯正歯科について詳しくご紹介します。
◆矯正歯科は、「全額自己負担」となるケースが多い
矯正歯科は、基本的には保険が適用できない自由診療となります。
保険診療では、患者さんの負担はかかった費用の3割なのに対し、自由診療は全額負担となり、高額に感じる方も多いでしょう。
矯正歯科が保険適用にならない理由としては、「見た目を美しくするため」と判断されてしまうことが多いためです。
保険診療は、病気やケガといった緊急性の高い治療に対して適用されます。
美容整形治療に保険が使えないのと同じで、「歯並びを整える=美容目的」とみなされてしまい、保険が適用にならないのです。
矯正歯科には、初回カウンセリング、検査・診断、装置、定期的な調整など、様々な場面で費用が発生します。
その全てが自由診療となれば、高額な費用の負担は避けられません。
また、矯正治療期間に虫歯や歯周病の治療を行う場合にも注意が必要です。
通常であれば虫歯や歯周病は保険適用となりますが、矯正歯科のような保険適用外の治療と同時に行うことは禁止されています。
もし同時に治療を行った場合、虫歯や歯周病の治療費も全額負担になってしまい、費用が高額になるケースもあるため気を付けましょう。
◆保険適応される矯正治療とは
基本的には保険適用外となる矯正歯科ですが、以下のような場合には保険が適用されるケースもあります。
①口腔内にみられる先天性の異常(指定された59の疾患)
「厚生労働大臣が定める疾患」の中で、59の疾患が定められています。
そのままでは日常生活が難しくなるため、保険診療での矯正治療が可能です。
代表的な疾患には、以下のようなものがあります。
・唇顎口蓋裂(がくこうがいれつ)
・ダウン症候群
②顎変形症
「顎変形症」とは、あごの大きさや形の異常やバランスの悪さによって、噛み合わせの異常や顔の変形を起こすものです。
顎変形症で外科手術が必要と判断された場合には、保険診療での矯正歯科が可能となります。
③噛み合わせの異常
6歳ごろになると永久歯が生えてきますが、何らかの理由で永久歯が生えてこない場合には、「永久歯萌出不全」という状態になります。
前歯が3本以上永久歯萌出不全となり、噛み合わせの異常が起きた場合には、保険適用での矯正歯科が可能です。
ただし、歯茎を切開して永久歯を引き出す「埋伏歯開窓術」と同時に矯正を行う場合に限ります。
◆白金高輪周辺で矯正歯科をお考えなら【白金高輪デンタルクリニック】へ
保険適用となる矯正歯科について詳しくご紹介しました。
保険適用となるケースでは、対応できる医療機関が限られることもあります。
まずは保険が適用となる疾患なのか、近くに対応できる医療機関があるのかなど、事前に調べておくと良いでしょう。
矯正歯科をお考えなら、【白金高輪デンタルクリニック】へご相談ください。